「スーパーボランティア」として全国にその名を轟かせた尾畠春夫さん。
現在86歳になった今も現役で活動を続けています。
ボランティア活動だけでなく、2026年には夜間中学への入学という新たな挑戦でも話題を集めました。
この記事では、尾畠さんの現在の活動状況や夜間中学入学の背景、そしてその変わらぬ生き方について詳しくご紹介します。
尾畠春夫の現在は?

2018年に山口県周防大島町で行方不明の2歳男児を見事に発見したことで、「スーパーボランティア」として一躍全国の注目を集めた尾畠春夫さん。
まず経歴からご紹介します。
出典:2026年03月26日時事通信記事内容より
- 尾畠さんは、大分県国東市で生まれる
- 7人きょうだいの三男として育ち、幼少期は貧しい家庭環境だった
- 小学5年生で農家へ奉公に出される
- 日中は農作業、夜は草履作りを行い、十分に学校へ通えない生活を送る
- そのまま中学校を卒業
- 姉の勧めで鮮魚商の道を志す
- 山口県下関市や神戸市などで約10年間の修行を積む
- 開業資金を貯めるため、東京でとび職として働いた経験もある
- 28歳で大分に戻り、鮮魚店を開業
- 約37年間にわたり鮮魚店を経営し続けた
あれから8年が経った現在も、86歳という年齢をまったく感じさせない活躍ぶりが各メディアで伝えられています。
2025.10.03
2018年には山口県で行方不明の男児を見つけ出した。「スーパーボランティア」
出典:中日新聞
大分県日出町を拠点に暮らす尾畠さんは、現在も朝の薄暗い時間帯からジョギングやストレッチで体を整え、日々の活動に備えています。
2025年2月、大分市佐賀関で発生した大規模火災の現場では、被災者の思い出の品を探す活動に取り組みました。
また2025年5月には、大分大学の学生たちに防災の心得を伝える講師として登壇し、土のうの作り方を直接指導しています。
ボランティア尾畠春夫さん(85)「命は一個しかない」学生に防災の心得伝授 土のう作りも 大分
2025.05.28
「命は一個しかないから、まずは自分の命を一番にまずは安全確認。余裕があるなら大丈夫だなと思ったら人に手を差し伸べる。私はそれが大事だと思う」
出典:TOSオンライン
さらに2026年3月には、京都府南丹市で小学6年生の安達結希くん(11)が行方不明になったとの知らせを受け、大分から軽ワゴン車を約650km走らせて現地へ向かいました。
86歳とは思えない元気さと使命感に満ちあふれていますよね。
また地元大分では、海洋ごみを拾う活動にも精力的に取り組んでいます。
2020.09.11
「人は自然の中で生かされている、その気持ちを忘れてはいけない」
活動費は月約5万5,000円の年金から捻出しているそうです。
「ないものは追っても仕方ない。その時の状況に応じた生活をしているだけ」という言葉には、欲を手放してただひたすら人のために生きる、清々しい哲学が宿っています。
そんな尾畠さんがなんと!86歳で夜間中学校へ入学しました、
どんな思いで入学したのでしょうか、さっそく見ていきましょう。
尾畠春夫が86歳で夜間中学へ入学!「人生は一生勉強」という新たな挑戦

ボランティア活動だけでなく、2026年の春に尾畠春夫さんは誰もが驚く新たな一歩を踏み出しました。
86歳にして、大分県初の夜間中学「県立学びケ丘中学校」(大分市)に入学したのです。
スーパーボランティア尾畠春夫さん(85)「勉強してみたい。人生1回だから」夜間中学入学に意欲 大分
2026.03.26
「スーパーボランティア」夜間中学へ 「人生は一生勉強」―86歳尾畠さん、活動も現役・大分
出典:時事通信
尾畠さんが学校にほとんど通えなかったのは、幼少期の貧しい家庭環境が原因でした。
小学5年生のときから農家に奉公に出され、日中は農作業、夜は草履を編む生活で中学校には4ヶ月しか通えなかったといいます。
そんな尾畠さんにとって、勉強することは長年の「夢」でもありました。
夜間中学は無料で授業が受けられることが決まり、2026年4月に晴れて入学を果たした尾畠さん。
ABEMA TIMESの報道では、入学にあたって尾畠さんが語った言葉が印象的です。
2026.04.04
「1+1もわからんような86歳のじいさんが、先生からどんなことを教わるのかと授業を楽しみにしている」
今では当たり前の時代・・・この謙虚さと純粋な好奇心。
37年間も鮮魚店を経営してきた経験、全国各地での豊富なボランティア実績を持ちながら、「1+1もわからん」と自らを笑い飛ばせる姿に親しみ感がありますね。
次に尾畠さんのこれまでの生き方・考え方をみていきましょう。
尾畠春夫さんの名言(生き方・考え方)

【必死で学ぶを学んできたスーパーボランティア尾畠春夫】
今回、調べていく中で本当に素晴らしいと思う名言を要約してみました。
ご紹介したいと思います。
尾畠春夫さん生き方・考え方
- 人にしてあげたことは引きずらず、受けた親切は忘れずに大切にする姿勢
- 自分が目立つよりも、相手を立てる生き方が大事
- 人生は挑戦を続けることで、より充実したものになる
- 体が動く限りは、日々の積み重ねを続けることに意味がある
- 歩くことは、多くの人と出会い、直接言葉を交わせる大切な機会になる
- 考え込むよりも、まず行動することを優先する姿勢が大事
- 受けた応援や恩は忘れず、いずれ形にして返す
- 国や立場の違いに関係なく、人は支え合って生きるべきである
- 人生には予想外の出来事が起こるものとして、常に備える意識が大切
- 苦しい状況でも最後まであきらめず、生き抜くことが大切
- 「想定外」などの言い訳に頼らず、現実に向き合うことが大事
- 登山においては、家を出る瞬間から帰宅まで気を抜かない心構えが重要
いまの現代の社会の人間に欠けているものばかりですね。
改めて教訓にしたいと感じました。
まとめ
今回は尾畠春夫さんの現在の活動や夜間中学入学について詳しくご紹介しました。
要点を整理すると
- 尾畠さんは86歳になった現在もボランティア活動を精力的に継続中
- 大分市佐賀関の火災現場での思い出探しや、学生への防災指導、海洋ごみ清掃など活動の幅は多岐にわたる
- 2026年4月、大分県初の夜間中学「県立学びケ丘中学校」に入学し、新たな挑戦をスタート
- 月約5万5,000円の年金でボランティア費用を賄い、貯金はゼロに等しい生活を続けている
- 「人生は一生勉強」「人生1回だから自分に正直に」という言葉が86歳の今も体現されている
尾畠さんの生き方を知ると、「年齢を言い訳にしてはいけない」という気持ちになりますね。
86歳で夜間中学に通い、今なお軽ワゴン車を走らせて被災地へ向かう姿は、私たちが「もうできない」「もう遅い」と諦めていたことを、もう一度見つめ直すきっかけを与えてくれました。
年金月5万5,000円という決して裕福ではない生活の中でも、「人のために動く」その姿に、改めて尾畠さんの生き方や考え方のすごさを感じました。
本当に一本通ったかっこいい方ですね。
これからも尾畠さんのご健康と、夜間中学での充実した学びを、心より応援したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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