人気俳優の志尊淳さんが26歳という若さで命に関わる急性心筋炎を患い、ICU治療を受けていたことをご存知でしょうか。
前兆もなく突然襲った病魔は、彼の人生観を大きく変えることになりました。
この記事では、志尊淳さんの闘病体験と、そこから得た新たな人生観について詳しくお伝えします。
志尊淳26歳で急性心筋炎を発症し緊急入院

2021年3月、志尊淳さんに突然の試練が襲いかかりました。
前兆もなく急激に体調が悪化し、緊急搬送される事態となったのです。
この突然の出来事は、多くのファンに衝撃を与えました。
発症時の症状
- 「だるさ」を感じていたが、立ち上がった時に心臓が「ババババ」と異常に動悸。
- トイレ中に呼吸困難・意識が遠のくような感覚、顔色も悪化。
診断と治療の経緯
- 最初は病院で「大丈夫」と帰された。
- 翌朝「やばい」と再受診 → 医師に「よく1人で来れましたね」と驚かれる。
- 緊急でカテーテル手術 → ICUに直行。
出典:2023.10.21スポーツニッポン記事内容より
カテーテル手術を受け、目が覚めるとICUにいたといいます。
志尊淳さんは「夢じゃないよね?と思うくらいスピーディーだった」と当時を振り返っています。
突然の発症から一気に命の危険へと進んだ志尊淳さんの体験は、本当に衝撃的です。
元気に見える若い俳優が、ある日突然こうした病に襲われるという現実は、誰にとっても他人事ではありません。
「よく1人で来れましたね」と医師に言われたエピソードからも、当時の危険な状態が伝わってきます。
この出来事を通して、健康であることの尊さや、日常の当たり前がいかに貴重かを改めて考えさせられます。
志尊淳ICUでの壮絶な闘病生活と家族への遺書

急性心筋炎は心臓の筋肉に炎症が起き、悪化すると死に至る恐ろしい病気です。
志尊淳さんのICUでの体験は、まさに命の危機と向き合う日々でした。
ICUという特殊な環境で、いつ容態が急変するかわからない不安の中、志尊淳さんが取った行動は多くの人の心を打つものでした。
入院生活
- 約1カ月はほぼ寝たきり。
- 投薬治療の影響で寝返りも打てず、天井を見続ける日々。
- 当時を「ずっと泣いてました」と告白。
入院中の心境(後悔)
- 「あの人に会っておけばよかった」「もっとやっておけばよかった」と後悔の思いが巡る。
- そこから「これからは後悔しない生き方を」「若いから関係ない、今を大切に」と決意。
- 「周りの人を大事にしたい」という気持ちが強く芽生えた。
入院・リハビリ
- 入院は約1カ月。
- 退院後2カ月のリハビリ期間。
- 筋力低下が激しく「椅子から立って座る3回」ができなかった。
- トイレに自分で行けたこと、カテーテルが取れたことに強い喜びを感じた。
- ICUで「もし意識がなくなったら人工心肺に切り替えてもいいか」の署名をした。
- その時「死ぬ前に伝えたいのは家族への言葉」と思い、母に遺書をLINEで送信。
- 母は涙を見せず支えてくれた。
- 入院中は「今日も生きたぜ!」「起きれたよ!」と家族に動画やLINEを送り続けた。
- 「日常のありがたさ」「家族への感謝」を強く実感。
特に印象的なのは、志尊淳さんが母親に送った遺書のような内容のLINEです。
「いつ悪化するか分からない」状況で、意識がなくなった場合の人工心肺への切り替えに同意する署名をした時、家族への想いが溢れ出したといいます。
投薬治療のため、寝返りも打てずに天井を見続ける日々の中で、「ずっと泣いてました」と当時の心境を明かしています。
志尊淳さんが母親に送った遺書のようなLINEは、想像するだけで胸が締めつけられます。
命の危険と隣り合わせの中で、最後に思い浮かんだのが「家族への言葉」だったという事実は、彼にとって家族がどれほど大切な存在であるかを物語っています。
日常の当たり前や家族との時間は、元気で過ごしているとつい忘れてしまいがちです。
しかし志尊さんの体験を知ることで、私たちも「今日を生きられることの尊さ」「身近な人へ感謝を伝えることの大切さ」を改めて考えさせられますね。
志尊淳病気を乗り越えて得た新たな人生観

長期入院とリハビリを経て復帰した志尊淳さんですが、この体験は彼の価値観を根本から変えることになりました。
多くの人が共感したのは、日常の小さなことへの感謝の気持ちでした。
志尊淳さんの言葉からは、命の尊さを実感した人だけが持つ深い洞察力を感じることができます。
人生観の変化(出典:スポニチ 2025.1.13記事より)
- 急性心筋炎で命の危険を告げられ、「もし心臓が止まったら人工心肺に切り替えるか」の署名をした時に人生観が大きく変化。
- それまで仕事のために恋愛や友人との時間を犠牲にしてきたが、「自分が好きにやりたいことをやろう」と決意。
- その後、独立や海外訪問など新しい挑戦に踏み出す。
- ただし交友関係については「裏切られたトラウマがあるので、新たに構築する必要はない」と語った。
働き方の変化(出典:スポニチ 2025.1.5記事より)
- 病気を経験してから「睡眠時間を取らないとまずい」という意識を持つようになった。
- 過去には20歳の頃、2か月間で6本の作品を掛け持ちするほどの過密スケジュールを経験。
- 当時は「休みいらない、寝なくてもいい」と仕事最優先のマインドだった。
- その頃は坊主役のために髪を剃り、複数の作品ではカツラを使い分けるほど多忙だった。
- しかし病気を経て、現在は「休みください」と言えるように変わった。
壮絶なスケジュールをこなし、休みもいらないと走り続けていた志尊淳さん。
そんな彼が「休みください」と言えるようになったのは、命の危険に直面した経験があったからこそだと感じます。
病気をきっかけに、仕事や人間関係の優先順位を見直し、“今、自分が本当に大切にしたいこと”を選び取った姿は、多くの人に勇気を与えてくれるのではないでしょうか。
命のリミットを意識したからこそ得られた人生観の変化には、強い説得力がありますね。
まとめ
志尊淳さんの急性心筋炎との闘いは、26歳という若さで命の危機に直面した壮絶な体験でした。
ICUでの治療や家族への遺書、長期のリハビリを乗り越えたことで得られたものは、日常への感謝と人とのつながりの尊さでした。
現在の志尊さんは、この経験を糧に「今を大切に生きる」という新たな人生観で活動を続けています。
そして2025年8月30日・31日放送予定の『24時間テレビ48』では、チャリティーパートナーとしてKing & Prince、浜辺美波さん、氷川きよしさんら豪華ゲスト陣とともに出演が決定しています。
病気を乗り越えた志尊さんが、チャリティー番組でどんなメッセージを届けるのか、多くの人が注目しています。
「いつ何が起こるか分からない今を生きる」という彼の姿勢は、視聴者に勇気と気づきを与え続けてくれると思います。
これからの志尊さんが、どのようにこの貴重な経験を作品や活動に活かしていくのか、ますます期待が高まりますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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